kiroroのこと
5、6年ぐらい前、後輩の結婚披露宴に出席した時の話。
新郎新婦入場と同時にドライアイスが噴射したりと、まあまあハデ婚。いい感じ。
僕自身は、スピーチとか余興とか、そういう役目はなし。
何も気にせず飲んで食ってまずまずいい気分。いやあめでたい。ぐびぐび、むしゃむしゃ。
いくつかスピーチなどがあり、さて、披露宴も後半戦。
新婦の友人から歌のプレゼントです。
「○○ちゃん、本当におめでとう。これからもずっと友達でいようね。」
ピアノのアルペジオで始まる短い前奏。
4、5人で同時に歌い始める。
kiroroのBest Friend。
これが、すごいのだ。全身の皮がゾワゾワってなった。
うまいとか、曲がいいとか、そういうレベルじゃない。
これは特別な歌なんだ、と思った。
という話を、この間iTunes Music Storeをうろうろしている時に突然思い出した。
そうだ。あの時、オリジナルを聞かなくてはと思っていたのだ。
購入。ヘッドホンでじっくり聞く。
これが普通なのだ。全然普通。特別じゃない。
おかしいなあ。特別だと思っていたのに。
でも、あの時のあの歌はすごかった。それは本当に特別だったのだ。
もう一度あれを聞きたい。