omoonのブログ

旅の思い出を写真とともに書いてみるか。

鳥取出張にて

鳥取に出張。以下いくつか雑記。

読んだ本のこと

鳥取までは、特急スーパーはくとで約2時間半。往復5時間。これはつまり「読書しなさい」ってことだ。

新大阪の本屋さんで何を読もうかなあ、と物色。
マイミク関連の方々で話題になっていた東野圭吾コーナーで「分身」を選択。分厚さ的にもちょうどいい感じっぽかったので。

で、感想。非常に面白かった。

以前「仮面山荘殺人事件」を読んだ時、面白いけど、まあ、こんなもんかなあ、ミステリーって読みなれてないからかなー、って感じだったのだけど、この作品はまた全然違う感じ。どんどん引き込まれる感じで楽しめた。僕は村上春樹が大好きなのだけれど、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」みたいな感じもあって、なかなか興味深かった。東野圭吾さんっていくつぐらいの人なのかな。

お土産のこと

妻から、モンドセレクションを受賞したまんじゅうがあるからと聞いていたので、まずはそのまんじゅう探し。色々探したのだけれど見つけられず。仕方がないので、駅構内の土産物屋で「山陰銘菓どじょう掬いまんじゅう」というのをゲット。モンドセレクションを受賞したかどうかは分からないが、僕が個人的にモンドセレクションを差し上げたいぐらいの出来映え。素晴らしい。(http://www.gattaro.com/obaka/zoo/hito/hito_05.htm

続いて鳥取駅前の大丸百貨店の地下へ。

最近ふりかけにはまっている娘のために「近海名産かにふりかけ」をゲット。かなり言葉をしゃべるようになった娘とのコミュニケーションを目論んでのこともある。

僕:「ふりかけやでー!」
娘:「うわー、お父さん、どうも、ありがとうー!」

まあ、ネタを仕込むという感じ(最近娘は大げさにお礼を言うことにはまっている。いろいろなことにはまる年齢なのかもしれない)。

でだ。ふと横を見ると、なんと!かなりのスペースを割いて「うにの瓶詰め」コーナーがあるではないか!

僕の大好きなうに!うに!うに!

かなりの種類があるので、意を決しておばちゃんに違いを尋ねる。

おばちゃん:「おみやげですか?」
僕:「いえ、自分で食べます」

おばちゃんの目が輝いた。10種類はあろうかという瓶詰め1つ1つの違いを、丁寧に、しかも熱意を持って説明してくれる。これは、どこどこでとれたものです。あ、それは隠岐でとれたものです。そちらとこちらの違いは、混ぜ物の量の違いです。好みにもよりますが、あちらにいくほど、混ぜ物が増えます。アルコールの臭みが強くなりますので、うにの好きな方には、もちろん、こちらの混ぜ物が少ない方をおすすめします。きっと気に入ってもらえますよ。

ということで、「箸詰めうに」というやつを購入。「混ぜ物が少なく、粒のそろった高品質のうにを一粒ずつ丹念につめた逸品」だそう。(参考:http://www.makii.com/tuushin1.html

今食べているが、うん、おいしい。ま、高いだけあるな。

男がたくさんの荷物を持つことについて

ところで、僕がうにを買ったときに持っていた荷物は、

(1)仕事用の鞄
(2)仕事で使ったプロジェクターの入った袋
(3)どじょう掬いまんじゅうの入った袋
(4)かにふりかけの入った袋

の4つなのだけれど、親切にもそのおばちゃんが、大きな袋に(2)〜(4)+「うにの瓶詰め」をひとまとめにしてくれた。「男の人なのにそんなにたくさん荷物持ってねぇ、みっともないやんねぇ」みたいなことを言いながら、だ。

そして僕は、世の中には「男がたくさんの荷物を持つことはみっともないことなのだ」という価値観が存在するということを知ることになる。

やれやれ。世の中には一体、どれぐらいの数の価値観が存在しているというのだ。

ごめんなさい。酔っぱらっています。
最後は村上春樹風を出したかったのですが。上手く行かないなー、あー、うにはうまいなー。むしゃむしゃ。